【サイドデッキ解説】エクスキューティー

【サイドデッキ解説】エクスキューティー

こんにちは、ジェノスです。2023年1月から公認主催の対戦イベントでマッチ戦が本格的に始まりました。マッチ戦ではサイドデッキが使用できるようになり、シングル戦(1デュエル戦)のみの経験ではサイドデッキの組み方についてわからない方もいるかと思います。そこで今回はマッチ戦とサイドデッキについて解説いたします。

ジェノス
デッキレシピジェノス

ラッシュデュエルにはまってた元OCG勢。 5枚ドローは快感! ポッターサンメロ、エクスキューティー使ってます。

シングル戦とマッチ戦の違いについて

対戦形式 使用デッキ 勝利条件
シングル戦
(1デュエル戦)
メインデッキ 最大1回戦。
先に1回デュエルに勝った方が勝利
マッチ戦 メインデッキ
サイドデッキ
最大3回戦。
先に2回デュエルに勝った方が勝利

シングル戦とマッチ戦の主な違いは、勝敗を決めるために必要な対戦回数とサイドデッキの利用に違いがあります。シングル戦は1回のみ対戦となりますのでサイドデッキは利用しません。マッチ戦とサイドデッキを利用しながら、先に2回勝利した方がマッチ戦の勝者となります。マッチ戦の際に1勝1敗のまま引き分けになった場合は、新たに4ターンのデュエルを行う形式などがあります。

つまりマッチ戦とは、デュエルの合間にサイドデッキを利用してメインデッキとエクストラデッキを再編成しながら、ゲームを楽しむ対戦ルールとなります。

サイドデッキとは

サイドデッキとは、0枚から15枚以下のカードで構築するマッチ戦のみで利用できる入れ替え用のデッキです。マッチ戦はデュエルの合間にインターバルが設けられており、サイドデッキを利用してメインデッキとエクストラデッキを再編成することができます。

デッキタイプ デッキ枚数 レジェンドカード
サイドデッキ 0枚〜15枚 複数種類1枚ずつ
メインデッキ 40枚〜60枚 モンスター、魔法、罠カード1枚ずつ
エキストラデッキ 0枚〜15枚 メインデッキと合わせて1枚ずつ

サイドデッキを利用してメインデッキとエクストラデッキを編成した後のメインデッキ枚数は、編成前のデッキ枚数と同じにする必要があります。また、サイドデッキにはレジェンドカードを数種類採用する事ができますが、編成後のメインデッキとエクストラデッキはルールに準じて編成するようにしましょう。

サイドデッキの構築は難しい

シングル戦とマッチ戦のプレイングスタイルは大きく異なるため、サイドデッキの構築には慎重になってしまいます。

サイドデッキは対戦相手のデッキタイプの対応や、自身のデッキタイプやプレイスタイルに合わせて構築されることが多いです。しかしながら様々なデッキタイプに適用した汎用性のあるサイドデッキの構築は難しいため、デッキタイプによってサイドデッキの準備が必要となり、それゆえに情報が少ない理由となっています。

エクスキューティーのサイドデッキについて解説

今回は人気のテーマデッキ「エクスキューティー」のサイドデッキについて候補カードを解説します。サイドデッキの構築のコツは、メインデッキに合わせて様々なデッキタイプに対応できるよう編成したり、シードラゴン・ナイトなどの単体で優秀なカードに対応できるようにするなど、多くの種類の魔法・罠カードをサイドデッキに採用する方法があります。

【サイドデッキ】レジェンドモンスターカード

  • アビス・ソルジャー

アビス・ソルジャーは、メインにレジェンドモンスターミラージュ・ドラゴン漆黒の戦士 ワーウルフを採用している場合の入れ替え候補になります。アビス・ソルジャーは、フュージョン召喚マキシマム召喚などの高レベルモンスターに対応する事ができます。水属性モンスターもエクスキューティー・フローアアメイジング・ディーラーシードラゴン・ナイトなどがいると思うので使い勝手は良いです。相手が罠をあまり使わない場合も入れ替えても良いでしょう。アビス・ソルジャーは、どんなデッキに対してもある程度の活躍をしてくれるレジェンドモンスターカードです。

【サイドデッキ】レジェンド罠カード

  • 魔法の筒
  • 激流葬

魔法の筒は延長戦で活躍します。相手の攻撃時に発動できることから1回だけダメージを与えるチャンスが増えます。またマキシマムモンスターなどの破壊耐性のあるデッキタイプには聖なるバリア -ミラーフォース-が効きにくいこともあり、ダメージを跳ね返す魔法の筒があると便利です。ループデッキ邪影ダーク・ルーカーサンメロデッキなどに対しては、攻撃反応型の聖なるバリア -ミラーフォース-や筒はあまり効果がありません。マッチ戦は最大3回戦ありますが、3戦回戦ともレジェンド罠カードを活用したい場合は自分のターンにも発動できる激流葬を入れると良いです。

【サイドデッキ】制圧

  • 業火の結界像

業火の結界像を展開していることで、炎属性以外の特殊召喚を封じる事で制圧を狙う事ができます。エクスキューティー・フラーメの登場により、ミラー戦での採用率は減りましたが強いです。

【サイドデッキ】ミラー戦対策

  • エクスキューティー・リュミエル
  • エクスキューティー・レイア

ミラー戦の対策としてエクスキューティー・リュミエルはメインデッキに2枚、サイドデッキ1枚を採用しています。レベル7から8のモンスターが多い場合は、メインデッキにエクスキューティー・リュミエルを3枚にして合わせてエクスキューティー・レイアを編成しましょう。エクスキューティー・レイアのレベル7以上の攻撃力・守備力ダウンは強力です。ミラー戦の場合は、レベル6に優位性ないエクスキューティー・リュミエルエクスキューティー・レイアを0枚から1枚にすると良いでしょう。

【サイドデッキ】魔法・罠カード破壊

  • エクスキューティー・ラム
  • ゴースト・サイクロン
  • 天の選別

モンスター効果で魔法・罠カードを破壊できるエクスキューティー・ラムをサイドデッキから追加しましょう。エクスキューティー・ラムは2枚ドローしてもモンスター効果で墓地へ送れば良いです。エクスキューティー・ラム3枚手札にあると辛いので個人的にはメインデッキとサイドデッキ合わせて2枚を採用しています。エクスキューティー・ラムは極力エクスキューティー・スクランブル!エクスキューティー・エマージェンシー!から出すと、リリース分である1枚分のアドバンテージを確保できます。エクスキューティー・エマージェンシー!エクスキューティー・リリウスを理由もなく展開する方もいますが、エクスキューティー・ラムも十分活躍できます。1枚のアドバンテージは大切にすると勝つ可能性が上がります。

また監獄島アネ・ゴ・ロックで対策されることもあるのでサイドデッキは、魔法・罠カードを破壊する事ができるカードを入れておくと安心できます。

魔法カードではゴースト・サイクロン天の選別がサイドデッキにおすすめです。後攻で活躍するゴースト・サイクロンを2枚から3枚、発動条件を満たしやすい天の選別と0枚から1枚ほどが良いでしょう。

【サイドデッキ】レベル7〜8対策

  • エクスキューティー・キャッチ!
  • 亜竜地獄
  • ハーディフェンス・ミッション

レベル7から8のモンスターに対応できる罠カードをサイドデッキに採用しています。エクスキューティー・キャッチ!は、ミラージュ・ドラゴンロマンス・ピックなどの下級でも強力なカードにも使えます。裏側守備表示に変更する事でモンスター効果を封じて無効化する事ができます。破壊耐性持ちにも有効な罠カードです。

亜竜地獄は発動タイミングは相手の手札を確認しながら発動することを意識しましょう。基本的には相手の手札が少なくなった際のモンスター召喚やフュージョン素材が揃ったタイミングに発動します。

レベル8以下の攻撃力2500以下を破壊するハーディフェンス・ミッションは1枚のみサイドデッキに採用しています。1枚にした理由はシードラゴン・ナイト対策として利用するためです。主にエクスキューティー・リリウスなどの攻撃力2500に有効です。

【サイドデッキ】手札破壊

  • トラディショナル・タックス

ラッシュデュエルではメインフェイズにドローをする機会が多いので、トラディショナル・タックスが活躍するシーンがあることがあります。先攻で対戦相手の手札を減らすことができる強力な罠カードです。

【サイドデッキ】邪影ダーク・ルーカー

  • 邪影ダーク・ルーカー
  • エクスキューティー・アップ!
  • オマエの後ろだ!
  • セブンスロード・エンチャンター

邪影ダーク・ルーカーを起点としたコンボをサイドデッキに入れてみると面白いです。邪影ダーク・ルーカーエクスキューティー・アップ!のコンボで2800の直接ダメージを狙いながらバック破壊を行うコンボができます。オマエの後ろだ!邪影ダーク・ルーカーの再利用や、対戦相手が魔法使い族デッキの場合はセブンスロード・エンチャンターが活躍してくれます。

【サイドデッキ】モンスター破壊

  • 最強戦旗エースブレイカー
  • 陰陽封陣
  • エクリプス

フュージョン召喚マキシマム召喚などの対策として最強戦旗エースブレイカー陰陽封陣をサイドデッキにおすすめです。ミラー戦に有効な自分フィールドにいる同じレベルのモンスターを破壊する事ができるエクリプスが活躍する事があります。コストは大きいですがダメージを取りやすくなります。

【サイドデッキ】墓地メタ

  • バックビート
  • ペンギン・ソルジャージ

対戦相手が種族が統一されているデッキタイプの場合はバックビートが有効です。業火の結界像などの下級モンスターによる制圧に警戒する場合は、ペンギン・ソルジャージをサイドデッキに入れてみると良いでしょう。

【サイドデッキ】ドローソース

  • 夢中のパピヨン

ドローソースが不足していると感じ時は、夢中のパピヨンをサイドデッキに入れてみると良いです。1枚ドローでレジェンドカードの展開率をアップします。

【サンプルデッキレシピ】エクスキューティーデッキ

【サンプルデッキレシピ】エクスキューティーデッキ(サイドデッキレシピ付き)

エクスキューティーデッキ
(サイドデッキレシピ付き)

ピックアップしたカードを採用したサイドデッキ付きのエクスキューティーデッキを作成しました。メインデッキは罠カードを多く採用することでレベル8以下に対して優勢的に戦えるようにしています。さらにミラージュ・ドラゴンを採用することでバトルフェイズ中に罠カードの影響を受けずに攻撃する事ができます。

主にレベル7から8に対して強気に出れるメインデッキですが、サイドデッキにあるアビス・ソルジャー業火の結界像をメインデッキに入れる事でフュージョン召喚マキシマム召喚などのレベル9以上のモンスターに対応できるようにしています。また初戦でミラー戦に対応できるようエクスキューティー・リュミエルをサイドデッキに1枚移動しています。魔法・罠カードの破壊も怠らないようにゴースト・サイクロンを3枚採用しています。

以上、エクスキューティーデッキを元にサイドデッキについて解説させていただきました。エクスキューティーについて詳しく知りたい方は「【テーマ解説】エクスキューティーデッキ」をご覧ください。

ジェノスさんのデッキレシピはコチラ

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