いとをかしデッキ

デッキレシピRAM

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いとをかしデッキの使い方

「いとをかし」デッキは、優雅でしなやかなテーマながら、リチュアル召喚と通常モンスターの融合によって展開と回収を器用にこなす中速ビートデッキです。キーカードであるいとをかしまいひめといとをかしかなひめの2種は最大枚数投入されており、デッキの動きの軸を担っています。

この2枚を起点に特殊召喚できるいとをかしかおりひめやいとをかしまりひめも同様に展開補助として優秀で、LP回復や攻撃力アップといった小技も兼ね備えています。特にまりひめは2,600打点まで伸ばせるため、場持ちや突破力の面でも頼れる存在です。

手札を増やす手段も充実しており、いとをかしねこやいとをかしとり、アッシーホースがそれぞれデッキの掘り進めや手札補充を担当。特にねこはデッキトップを確認しながらかなひめを手札に加えられるので、まりひめ・おりひめの特殊召喚を支えつつリチュアル召喚の素材確保にも貢献します。

切り札であるなほいとをかしまいひめとなほいとをかしまりひめは、リチュアルモンスターながら自己完結した強力な効果を備えており、条件を満たせば破壊耐性・2回攻撃・破壊除去と多彩なアプローチで攻め込むことが可能です。2体とも攻撃力が2,500あり、フィニッシャーとして申し分ありません。

一方でリチュアル魔法いとをかしはかまきへの依存度が高いため、デッキの要となるこのカードへのアクセスが安定しないと展開が滞るリスクがあります。そのため、ドロー加速カードや公開領域を利用するカードが複数採用されており、いとをかししあわせにっきなどで間接的にリチュアル魔法へアクセスする構成です。

さらに、ハイヒー・プリーステスとのコンボにより、まりひめと並べることで2回攻撃の3,600打点という爆発力を生み出すことができ、対大型モンスター戦でもしっかり突破口を確保しています。

ただし、本構築には魔法・罠除去や墓地リソース回復が不足している点があるため、コーリング・ダーク・メテオが採用されており、特に終盤の息切れや防御札の除去に貢献します。展開力に優れる分、序盤から勢いよくデッキを掘り進めがちですが、あまりに加速しすぎるとリソース切れに悩まされるので、状況を見極めたリソース管理が重要です。

テーマとしての一貫性とギミックの噛み合いが楽しく、繊細な手順とプレイングが求められる構築です。可憐な見た目に反して、競技性と爆発力を併せ持つ実力派テーマと言えるでしょう。