幻刃帝デッキ

デッキレシピRAM

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幻刃帝デッキの使い方

「帝王」系のリソース破壊と「幻竜族」縛りの厚い墓地管理を両立したコントロール型です。キーカードは、EXデッキを空にして真価を発揮する幻竜帝リンドルムと、マキシマムを弾みに巨大化・手数を増やす幻竜重騎ウォームExカベーターです。墓地が「幻竜族のみ」になるようにケアしながら、手札・墓地・場に各ルートのパーツを整えることを意識します。

基本線は、軽量帯で墓地と手札を整え、アドバンス召喚で主導権を奪う流れです。序盤は竜帝家臣ドラーヘでデッキトップを落としつつレベルを5に引き上げ、場に残せば上級のリリースに届きます。特殊召喚をまだ行っていない場合は、墓地から幻竜帝リンドルムや竜帝リンドルムを回収して手札を厚くします。中盤は幻壊兵カセツ・バイテンや幻壊兵アシバ・ビッケで墓地を能動的に増やし、帝王のリリース要員と墓地肥やしを一手でこなします。

制圧の柱は幻竜帝リンドルム。攻撃表示でアドバンス召喚し、かつEXデッキが空なら相手が選んだ2枚から1枚をこちらが選別してデッキバウンスできます。相手の要のカードを戻すだけでテンポ差が大きく開きます。下位の竜帝リンドルムも同条件で相手墓地の2枚を戻しつつ、表側効果モンスターを−800できるため、返しの打点調整に有効です。これらの「EXが空」条件を満たすため、本構築ではEXデッキにカードを入れない運用を推奨します。

打点面と継戦力はマキシマムで補います。3枚揃えてマキシマム召喚した幻竜重騎ウォームExカベーターは罠破壊耐性を持ち、［L］の常時パンプで手札枚数に比例して打点が伸びます。さらに［R］は魔法・罠を破壊して1ドロー（フィールド魔法なら追加ドロー）でき、面の開拓と手札補充を同時に実現します。役目を終えたマキシマムは、上級の弾にして夢幻重騎ビルド・ドラグーンをアドバンス召喚してドローに繋げ、要求を満たせばフュージョン召喚まで伸ばせます（ただし本構築はEX空運用が前提のため、主にドロー狙いで使います）。

手札・墓地の回転は高速です。全体の打点底上げと貫通付与は透幻郷の錦綉で確保し、発動コストで戻した幻竜はデッキトップ固定→次のドローやスキル誘発の起点に。大量ドローは幻の三角スケール（手札の幻竜1体をコストに2ドロー、以降は幻竜以外の効果不可）と天の加護（合計レベル10以上で2ドロー）で担保します。墓地肥やしの厚みは天の招来の3枚落とし＋モンスター不在時のレベル10回収で、手札の上級比率が高い本構築でも噛み合いやすいです。ピンポイントの増強には強欲な壺を温存し、帝王着地の直前やマキシマム再展開のタイミングで使うと強力です。

守りと巻き返し手段も充実しています。相手のキーモンスターは強制脱出装置でテンポよく手札に戻し、戦闘面は幻壊奥義－一式攻事で墓地の幻竜をデッキに戻して全破壊条件（合計レベル16以上）を満たしにいきます。戻したカードは再び幻刃走兵トレイロンで手札に回収することで、マキシマムと帝王の双方へリソースを再循環できます。

プレイのコツは三点です。①「墓地は幻竜族のみ」を常に意識し、非幻竜モンスターを採用しない・場から墓地に落とさないラインを徹底します。②EXデッキは空を維持し、幻竜帝リンドルムと竜帝リンドルムの条件を常に満たす運用にします。③手札枚数＝打点になるExカベーター［L］を活かすため、不要札はドロー・回収・フィールド魔法で循環させ、マキシマム時の手札を厚く保ちます。

理想展開の一例です。ドラーヘ召喚→墓地1枚落としてレベル5化→ビッケやバイテンで墓地を増やしつつ透幻郷の錦綉設置→次ターンにドラーヘ＋もう1体で幻竜帝リンドルムを攻撃表示でアドバンス召喚、相手の重要カードをデッキに戻してテンポ確保→空いた面にExカベーターをマキシマムし、［R］でバックを割ってドロー、［L］で打点を底上げして貫通で押し切ります。詰め切れない場合は、マキシマムをリリースしてビルド・ドラグーンに繋げ、追加ドローから罠で蓋をして勝ち筋を固定します。

以上の通り、帝王の確実な面制圧と、幻竜らしい「落として戻してまた使う」循環でじわじわ差を広げるのが本デッキの醍醐味です。相手の展開力が高い環境でも、デッキバウンスと全破壊トリガーを軸にテンポ管理を徹底すれば、安定して主導権を握ることができます。