OTSデッキ

デッキレシピRAM

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OTSデッキの使い方

このデッキは「OTS」名に変化するモンスターを墓地とフィールドに並べ、高火力ギャラクシー族で一気にライフを削りきるコンボ寄りビートダウンです。初手から墓地肥やしカードと「OTS」モンスターへ触れるかどうかが重要になりますが、複数のデッキトップ送り効果とサーチ・回収カードのおかげで、中盤以降は一気に爆発しやすい構成になっているのが特徴です。

ゲームプランの土台になるのは、各種「OTS」モンスター＋墓地肥やしです。OTSレインペイル・OTSアシッドブロブ・OTSバグファンガス・OTSニードルメイカーは、デッキトップを複数枚墓地へ送りつつ自身の種族をギャラクシー族に変え、墓地に「OTS」名を増やしていきます。加えて寄星体デスタクルやカードガンナーもデッキトップをまとめて落とせるため、早いターンから墓地の「OTS」枚数・種族のバリエーションを稼ぎやすいです。

墓地に「OTS」が溜まってきたら、まず狙いたいのがフィールド魔法OTSリバース・ドメインの発動です。発動条件は墓地の「OTS」の種族が５種類以上とやや重めですが、炎・水・地・風・機械・天使・悪魔など多種族が混在した構成なので、墓地肥やしを繰り返していれば自然と満たせます。このカードがあると、自分ターン中は光属性以外のギャラクシー族に一律ATK＋1500の超強化がかかり、相手ターンには自分フィールドの種族が３種類揃っていれば効果破壊耐性まで付与されます。ギャラクシー化した「OTS」モンスターを並べるだけで、攻守ともに非常に堅い盤面を作れるのが強みです。

メインアタッカーとなるのは、上級のOTSバースト・オブリビオンとマキシマムモンスター破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバースです。前者は手札１枚をコストに自身をギャラクシー族化しつつ、炎族以外の墓地の「OTS」を蘇生し、その蘇生したモンスターにATK＋700と罠破壊耐性を付けられます。例えば、墓地のOTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオンを別の効果で展開した後に、このカードでサポートするといった動きも視野に入ります。

そのマキシマムパーツを確保する役目を担うのが、OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァとOTSウィッシュ・オブ・デビルギャーです。これらは手札にいる間、左・右パーツとして扱え、フィールドではマキシマムモードでない時に墓地のレベル10「OTS」を回収する効果を持ちます。

３種類のレベル９フュージョンがそれぞれ役割を持ちます。フィニッシャー枠はもちろんOTSエンドレス・ドゥーム・オブリビオンで、墓地の「OTS」を５体デッキに戻すことで自身をギャラクシー族化し、相手モンスター全てに１回ずつ攻撃できるようになります。元々の攻撃力も3500と高く、OTSリバース・ドメインがあれば5000を超える打点で全体攻撃が可能なので、一度通れば一気にゲームを決められます。対してOTSトキシックブロブは、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスターをピンポイントで破壊できるため、自己強化したボスやフィールド魔法でパンプされたモンスターを狙い撃ちできます。OTSマザーファンガスは相手の魔法・罠を割る役割を持ち、バックを除去してから高打点で攻撃する流れを作るのに最適です。

これらのフュージョンモンスターを出すための起点となるのがOTSレインペイルとOTSデトネーション・フュージョンです。前者はデッキトップ２枚を墓地に送りつつ、自身をギャラクシー族化し、手札・フィールドを素材に地・水・炎・風属性のフュージョンを狙えます。後者は自分モンスターが破壊されたタイミングで墓地の「OTS」を２～３体回収し、そのまま手札のモンスターをデッキに戻してフュージョン召喚まで繋げる罠カードです。どちらも「被害を受けた後にフュージョンへ変換する」動きができるため、相手にモンスターを倒されても、それをきっかけに大型を叩きつけるカウンターが狙えます。

墓地の「OTS」をリソースとして回し直すカードも充実しています。OTSフレアフラックスは墓地に「OTS」がいれば手札１枚をコストに任意の「OTS」を回収でき、レベル７炎族であるOTSバースト・オブリビオンを選べばさらに１ドローまで可能です。OTSジャンブル・リカバリーは３枚墓地送りつつ、その中から「OTS」とOTSデトネーション・フュージョンを拾えるため、継戦力とコンボパーツ確保を同時にこなしてくれます。これらを駆使することで、「墓地のOTSが増えるほどできることも増える」というループを作っていけるのがこのデッキの醍醐味です。

サブプランとしては、ギャラクシー族化したレベル４モンスターによる直接攻撃も強力です。OTSダイレクトドライバーは自身をギャラクシー族にしたうえで、他のレベル４ギャラクシー族モンスターと共に２体までを直接攻撃可能にしてくれます。攻撃宣言は２回までに制限されますが、相手の盤面が厚い時にライフだけを削りにいく動きとして非常に優秀です。ここにOTSリバース・ドメインによる打点アップが乗れば、一気にゲームを決めることも十分狙えます。

守りのカードとしては、汎用妨害の強制脱出装置が採用されています。召喚・特殊召喚時や魔法発動後に使えるため、大型フュージョンをバウンスしてテンポを取るのに向いています。また、相手の除去に合わせて自分のキーモンスターを手札に戻し、次ターン以降に再展開する用途もあるため、状況に応じて自分・相手どちらを戻すか考えて使い分けると良いです。さらにコスモス姫のお戯れは手札コストは重いものの、相手のカード２枚破壊＋２ドローまで狙えるので、手札・墓地が十分に整った中盤以降の一撃として採用されています。