ビック・バイパーデッキ

デッキレシピRAM

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ビック・バイパーデッキの使い方

このデッキは、超時空戦闘機ビック・バイパーと「オプション」たちを並べて、フュージョン先のビック・バイパー フルカスタムやビック・バイパー リップルレーザーで一気に攻め切るコンボ寄りのビートダウンデッキです。遊戯王ラッシュデュエルにはマリガンがないため、初手から超時空戦闘機ビック・バイパー、オプション、もしくはそれらに触れるパワーカプセル レッドが握れているかが非常に重要になります。キーカードが見えていない時は、無理に攻めずに墓地肥やしや手札交換を優先して中盤の爆発力に繋げていきます。

展開の起点となるのは、素の超時空戦闘機ビック・バイパーに加えて、疑似ビック・バイパーとして動けるビック・バイパー スプレッドボム、ビック・バイパー ビギニング、超時空戦闘機ロードブリティッシュの３種です。いずれもターン中だけカード名を超時空戦闘機ビック・バイパーに変えられるため、フュージョン素材として扱いやすくなっています。特にビック・バイパー ビギニングは、他のモンスターを墓地へ送りながら墓地のオプションを複数体呼び出せるので、後続のコンタクトフュージョンに直結する強力な展開カードとして意識して使うと良いです。

「オプション」枠としては、純正のオプションと、手札・墓地で名前をコピーできるマルチプルをフル投入しており、どちらも守備力８００という共通ステータスを持つため、フュージョン素材としても打点補助としても扱いやすいです。オプションの効果で攻撃力をコピーさせれば、場にいる超時空戦闘機ビック・バイパーたちと合わせて複数体で中～高打点を並べることもできますし、そのままビック・バイパー リップルレーザーやビック・バイパー フルカスタムの素材として消費してしまう動きも強力です。

サーチとリソース補充の要となるのがパワーカプセル レッドとパワーアップゲージです。パワーカプセル レッドはデッキトップ４枚から超時空戦闘機ビック・バイパーと守備力８００の光機械効果モンスターを同時に拾えるため、１枚で軸＋パーツを揃えられる非常に優秀なカードです。中盤以降は、場のモンスターを戻しつつ墓地のパーツを拾えるパワーアップゲージで消費したオプションや超時空戦闘機ビック・バイパーを回収し、そのままフュージョン召喚へ繋げる動きが強烈です。サポートとして、ドローソースのサイバー・ヴァリエーションやサイバー・サーペント、強欲な壺も採用されており、デッキ全体としてキーカードに触りやすい構成になっています。

フィニッシュは主にフュージョンモンスターで狙います。基本となるビック・バイパー リップルレーザーは、２体までの攻撃力を下げて殴りにいけるため、相手の中型モンスターを踏み越えながらライフを詰めやすい１枚です。さらに上位のビック・バイパー フルカスタムは効果破壊されず貫通を持つため、守備表示で固める相手に対しても一撃で大きくライフを削れます。状況が整っているなら、通常ビック・バイパー＋「オプション」２体からコンタクトフュージョンでビック・バイパー フルカスタムを出し、そのままゲームを決めにいくプランを優先していきたいです。

守りと捲り返しの札としては、全体除去の激流葬、リバースからのカウンターを狙えるリボーンパターン、展開妨害のシャイニーシェイディーが頼りになります。特にリボーンパターンは、自軍が破壊されたタイミングで墓地の超時空戦闘機ビック・バイパーやフュージョンモンスターを蘇生しつつ相手カードを１枚割れるため、そのまま次ターンのフュージョン素材や追撃要員として機能します。盤面と手札、墓地のリソースを常に意識しながら、「いつビック・バイパーをフュージョンに変換するか」「どこまで通常召喚のビートで押すか」を見極めることが、このデッキを使いこなすうえでのポイントになります。