レジェンドデッキ

デッキレシピRAM

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レジェンドデッキの使い方

このデッキは、名前の通り「レジェンド」を軸に据えたビートダウンデッキです。通常の《LEGEND》カードだけでなく、「手札または墓地にいるこのカードはレジェンドカードになる」というテキストを持つモンスター・魔法・罠を大量に採用しており、それらをコストや条件に活かしながら盤面制圧と高打点で押し切っていきます。序盤からレジェンド関連カードへ触れる札を握っておくことがとても大切になります。

序盤は、レベル３〜４の展開・墓地肥やし役から動いていきます。中でも要となるのがレジェンド・プリーストで、召喚時にデッキトップ３枚を墓地へ送りつつ、墓地にレジェンドカードがあれば相手モンスターの攻撃力・守備力を６００ダウンできます。自身も手札・墓地でレジェンドカード扱いになるため、墓地に落ちるだけで後続の条件を満たしてくれるのもポイントです。また、レベル３のレジェンド・スカウトはレジェンドカードを見せることで１ドロー＋１枚捨てを行いながら、レジェンドモンスターのアドバンス召喚時に２体分リリースとして機能します。これにより、後述するレベル７や８、リチュアルモンスターにつなげやすくなります。

レベル７帯のメインアタッカーは、３種の「グランド」モンスターです。打点要員のグランド・レジェンド・セイバーは、手札のレジェンド・セイバーかレジェンドカードを見せることで攻撃力３０００相当＆２回攻撃が狙え、一気にライフを削るフィニッシャーになります。バック除去を担当するグランド・レジェンド・マジシャンは同じ条件で相手の魔法・罠を破壊し、安全な攻撃ルートを作ってくれます。ピン採用のグランド・レジェンド・プリーストは自身をリリースしてレベル１０以下の表側モンスターを破壊し、さらに墓地のレジェンド・プリーストを回収できるため、除去とリソース回復を兼ね備えています。

これらレベル７の「系譜」を支えるのが、下級のサポート群です。若き剣士の祖は召喚時に墓地のレベル７・光属性・守備力３００のレジェンドモンスターを手札に戻せるため、グランド３種を何度も使い回すことができます。攻めに転じたいタイミングでレジェンド・セイバーを召喚すれば、墓地の戦士族レジェンドモンスターを回収しつつ、自身も打点１６００まで上がって殴りに参加できます。こうして、戦士族レジェンドとグランド・セイバーを行き来させながら戦線を維持していきます。

リチュアルギミックもこのデッキの大きな柱です。英魂の降臨と英魂の憑依はいずれも手札・墓地でレジェンドカード扱いとなり、墓地からでもレジェンドサポートの条件を満たしながらレベル１０のレジェンド・リネージ・セイバーとレジェンド・リネージ・マジシャンをリチュアル召喚できます。素材はレベルの合計１０以上をきっちり揃える必要があるため、フィールドに残ったレベル３〜４やレベル７を絡めて、無駄なくリソースを墓地へ送る意識が大切です。

レジェンド・リネージ・セイバーはデッキトップを墓地へ送ることで自己強化し、条件を満たせば墓地からレベル７・守備力３００のレジェンドモンスターを蘇生できます。これにより、リネージ・セイバー＋グランド・セイバーといった２体並びを作りやすく、一気に３〜４体分の打点を押し付けることができます。レジェンド・リネージ・マジシャンは貫通持ち＆効果で守備表示にされないため、相手が守備表示で粘ってきてもライフを削り切りやすいフィニッシャーです。

レジェンドカードをコストにしたり、能動的に集めるカードも豊富です。語り継がれし英雄譚は墓地のモンスター２体をデッキに戻しつつデッキトップ４枚を墓地へ送り、その中からレジェンドモンスターとレジェンド罠をそれぞれ１枚まで回収できます。ここで狙いたい罠は、攻撃力１２００アップ＋効果破壊耐性を付与する現世の戦いです。相手ターンのドローや召喚に反応して発動し、複数体のモンスターを一気に強化できるため、返しのターンにそのままゲームを決める展開も十分狙えます。

除去札としては、単体性能の高いギルフォード・ザ・ライトニングと受け継がれし一閃が採用されています。ギルフォードは３体リリースが必要ですが、条件を満たしてアドバンス召喚できれば、相手モンスターを一掃できる圧倒的なリセットカードです。盤面に小型レジェンドが並んだタイミングで狙うと、こちらだけリソースを残したまま相手の盤面を空けることができます。受け継がれし一閃は手札のレジェンドカードをコストに相手カード１枚を破壊し、墓地に戦士族レジェンドがいれば１ドローも可能なため、序盤〜中盤のテンポ取りにぴったりです。

守りとテンポ取りには強制脱出装置とコスモス姫のお戯れが活躍します。強制脱出装置はお互いのモンスターを手札に戻せるため、相手のアドバンス素材やリチュアル素材を事前にどかしたり、自分のグランドやリネージを守りながら手札に戻して再展開を狙う動きも可能です。コスモス姫のお戯れは手札３枚をコストにしますが、最大２枚破壊＋条件付きで２ドローできるため、大きくテンポを取りたい場面で一気に形勢逆転を狙える１枚になっています。

最後に、このデッキではレジェンドカードを「１枚しか入らない強力カード」としてだけでなく、コスト・条件・サーチ対象として積極的に使い回すことがポイントです。手札・フィールド・墓地のレジェンドカードの枚数や種類を常に意識しながら、どのタイミングで現世の戦いを構えるか、いつ英魂の降臨や英魂の憑依でリネージを出すかを見極めていくことが重要です。序盤はレジェンド・プリーストやレジェンド・スカウトで墓地と手札を整え、中盤以降はグランド３種とリネージ２種を中心に「語り継がれた英雄たち」で相手フィールドを制圧していきましょう。