帝王アニマジカデッキ

デッキレシピ【公式】遊戯王ラッシュデュエル

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帝王アニマジカデッキの使い方

相手モンスターのレベルを下げて効果射程に入れ、上から踏み抜く帝王×アニマジカのハイブリッドです。要となるのはレベル操作役のカイザー・トリビュートと観測亀スパイタートルで、相手の主力を−2してから、破壊レンジを持つ星帝エストローム（レベル6以下破壊）や、表示形式変更＋自分レベル未満破壊のアニマジカ・シューターで確実に処理していきます。

アニマジカ・シューターは光属性1体リリースで出せるため、効果を使い終えた観測亀スパイタートルや、レベルを8に引き上げつつ場合によってはドローも見込めるP・M レノアールを余さずリリースに回せます。相手のレベルを落としてから表示形式を変え、シューター（レベル7）未満にした標的を破壊、という一連の流れが最もスマートです。

帝王サイドは、盤面へ確実に干渉できるアドバンス札で押し込みます。看板の邪帝ガイウスはデッキボトム送りで厄介な表側を退場させ、闇属性なら1000ダメージまで追加。さらにEXを空に保つだけで強烈に機能する幻竜帝リンドルムは、相手に2枚選ばせて1枚をデッキに戻す“巻き戻し”で、リソースごと荒らします。初動は竜帝家臣ドラーヘでトップを落として自己レベルを上げ、未特殊召喚なら「竜帝／幻竜帝」を手札に戻して次のアドバンスへ備えるのが基本線です。

レベルダウン→破壊の圧を最大化するため、補助線も厚めに敷いています。山を掘りつつ蘇生候補も用意できるバルーン・バティーアはレベル6以下をそのまま展開してリリース確保に貢献。シューターを実質サーチできるアニマジカ・ガードナー（光／獣／守備1500以上を回収）で手札の質を上げ、必要に応じて越境の帝王で邪帝ガイウスや幻竜帝リンドルムを回収して再投入します。手札入れ替えと相手墓地ケアを同時にこなす帝王の凱歌も強力です。

着地の通し方はシンプルに、相手モンスターをリリースに変換する帝王の烈旋で一気に。罠・永続に構えられる前に、先にゴースト・サイクロンで後ろを割りつつドロー条件（墓地3体以下）も満たせると理想です。通らなかったときは帝王の登竜で相手の召喚・特殊召喚に合わせて表モンスター破壊を狙い、返しのアドバンスに繋げます。

細かな立ち回りのコツとして、序盤は「レベルを落とす札」と「落とした後に触る札」を必ず両方意識してキープします。例えば、先に観測亀スパイタートルで−2→続けて星帝エストローム着地で破壊、あるいは−2→アニマジカ・シューターの表示形式変更から“レベル未満”破壊で2段構え、という順の意識です。相手の大型が居座る場合は、レベルダウンで対処圏内に入れつつ、最後は邪帝ガイウスでデッキボトム送りにしてリソースごと断ち切ります。

守りも妥協しません。想定外の高打点は魔法の筒で切り返し、どうしても触れない着地は聖塔の半壊で処理。こうしてターンを稼ぎつつ、再びカイザー・トリビュートや観測亀スパイタートルからレベル操作→帝王／シューターの圧に戻します。

総じて、レベルダウンで“届く範囲”を意図的に作り、帝王のデッキ戻しとアニマジカの面取りで優位を重ねるデッキです。アドバンスの素材はバルーン・バティーアやP・M レノアールで無駄なく捻出し、詰めは幻竜帝リンドルム・邪帝ガイウスの確実な干渉で盤面を空けて一気に押し切る——この基本を徹底すれば、相手のレベル帯に合わせて柔軟に勝ち筋を組み立てられます。